そうだ、献血に行こう!

採血国が表記された血液製剤

売血ではなくて自発的な無償での採血または献血での血液を使っての、血液製剤の原料にしようという取組みですが、1991年に「自発的な無償採血(献血)」が国際赤十字とまたは赤新月社の決議となりました。世界的に売血ではなく自主的な無償での採血が推進されることに決定となりました。

そのため、世界で製造されている血液を原料としている血液製剤の取扱説明書や製品のパッケージに、採血国の国名そして無償で採血されたのかそれとも有償での採血なのか表記されるようになりました。採血国の国名だけではなくて、有償なのかそれとも無償なのかまでも明記されるようになっています。

アメリカではFDAの管理のもとで、有償での献血が盛んに行われていることもあるため、有償での採血が行われていますがアメリカでの有償採血の中には、長期的なワクチン接種であったり、また生活制限が課せられている人もいます。そして血漿分画製剤をつくるにあたり、特殊な免疫グロブリン製剤をもつドナーを育成しているのも事実です。日本ではそのようなドナーを育成するような仕組みではなく、あくまでも善意の献血に頼って血液を確保している状況なので、特殊用途となる免疫グロブリン製剤を求めるときにはアメリカから輸入した血液製剤となっているので、そのような場合には「採血国:アメリカ/非献血」というようおに、パッケージや取扱説明書に記載されています。

ちなみに日本で血液を輸入している国は、アメリカのほかにスウェーデン・オーストリア・ドイツなどから血液を輸入しています。

血液製剤の種類

血液製剤には主に三種類に分類することができます。一般的に言われている「輸血」は事故による大量出血時などに行われますが、これは「全血製剤」と言われています。「成分輸血」と言われているのが「血液成分剤」。タンパク製剤などと言われているのが「血漿分画製剤」です。

「成分輸血」や「血漿分画製剤」が発達する前の治療で主に使われていたのが、いわゆる輸血の「全血製剤」ですが、最近ではよっぽどの大量出血といったときに「全血製剤」が使用されるようになっていて、「成分輸血」といわれる「血液成分製剤」や「血漿分画製剤」などが、治療につかわれています。

「血漿分画製剤」では使用用途によって、製剤もことなっていて「血液凝固因子製剤」として使われるのは、分娩などの大量出血そして血友病患者で止血しないときといった出血時の緊急性の高いときに止血などに投与されます。「アルブミン製剤」は熱傷などに伴う低アルブミン血症時などのときに使用され「免疫グロブリン製剤」は重篤な感染症などの治療に使われています。

そして血液製剤を使用するときには、ヒトの血液が原料で製造されていることから、特定生物由来製品となっていて血液製剤を使用するときには、投与することによって生じるリスクを説明するインフォームド・コンセントが行われ、またカルテを20年間保存することなどが義務付けされています。